
シロアリ駆除を業者に頼むと、当然ながら費用が結構かかるので、自分でできないかな?と調べている方も多いのではないでしょうか。
出来るのであれば自分でやってお得に済ませたいですよね。
そこで今回は自分で出来るシロアリ駆除の手順をご紹介します。
また、記事の後半ではシロアリ駆除をする際の注意点や再発防止の対策方法もご紹介します。
自分で駆除をする前には正しい準備や手順を守って安全に作業を行なっていきましょう。
シロアリとは?
まず、シロアリの生態について知っておきましょう。
日本には約20種類のシロアリが生息しています。
そのうち、家屋を食害し被害をもたらすシロアリは4種類のみです。
うち2種類は「土壌性シロアリ」、もう2種類は「乾材シロアリ」に分類され、それぞれ駆除方法が異なります。
羽アリはシロアリ?黒アリ?
羽の付いたアリは、色が黒いので黒アリに羽がついたものと思われがちですが、シロアリもその繁殖過程で黒い羽アリになります。
羽アリは、巣から出てオスと空中で交尾をし、新しく降り立った場所で新たな巣を作り繁殖します。
巣の中で繁殖の役割を持つ全体の2〜10%のシロアリ・黒アリは、時期が来ると羽アリとなり巣から飛び立ちます。
シロアリによる被害
シロアリは、雑食なので家屋の木材のほか、農作物やプラスチック、繊維や皮革類にコンクリートも食べます。
特に発泡スチロールや発泡ウレタンなどの断熱材は木材よりも好みます。
そのためシロアリにより、家屋の土台や柱、天井が食害され、地震や台風などの災害時に大きな被害をもたらす可能性があり、シロアリの放置は大変危険です。
家の中にある家具や本なども食害により、穴が空いたり使用できなくなることもあります。
シロアリは集団で生活するため、放置していると被害が拡大してしまいます。
被害を最小限に抑えるために早期発見と駆除が必要です。
シロアリの被害状況を調査する
シロアリは家屋の床下や木材の中など普段見えない場所に巣を作るため、気が付いたときには被害が拡大しているケースも多く見られます。
シロアリを発見した時点で早急に対処できるよう、シロアリがいる可能性があるサインを知っておきましょう。
床や畳が軋む・フワフワする
床や畳を歩くとギシギシとした軋み音がする場合や、フワフワと沈むような感覚があるときは、シロアリ被害の初期症状を疑いましょう。
シロアリは木材を食べるので、床下部分を食べられると床が柔らかくなり、ギシギシするようになります。
畳がフワフワとした感じであれば、芯の部分が食べられているかもしれません。
シロアリは木材のみをエサにしているのではなく、畳の芯に使われているワラも食べます。
初期の段階では大きく沈みこむといった症状ではなく、一部分が柔らかい、頼りないような感触になります。
軋みの放置は被害の拡大につながるので早めの対策が必要です。
畳が軋む場合は、畳を外して床下の状況を確認しましょう。
畳を食べられていた場合、畳の下にある木材も食べられている可能性が高いです。
蟻道(ぎどう)がある
「蟻道」とは、シロアリが土や排泄物で作る道のことです。
シロアリはこの蟻道を使って地面や外から侵入してくるので、蟻道を見つけた場合はシロアリがいる可能性は高いと考えてください。
蟻道がある家はすでにシロアリ被害が拡大しているので、床下の定期的な点検は必須です。
とくに床下の柱部分など、丁寧に確認することをおすすめします。
蟻道は明らかに他の部分とは異なるため、あれば簡単に見つけられます。
蟻道を見つけた場合は、すぐに専門業者へ連絡して駆除を行ないましょう。
蟻土がある
シロアリは暗い場所を好むため、柱や壁の隙間を土で埋めます。
これは、蟻土(ぎど)と呼ばれ、見つけた場合はシロアリがいる可能性が高いです。
室内、室外を問わず発生するので、壁などを確認してみてください。
明らかに材質の違う部分があれば、蟻土の可能性が高いでしょう。
水回りが変色している
シロアリは暗く湿度の高い場所を好みます。
そのため、風呂場のように水を使う機会が多い場所や、外と近い玄関に侵入してくる可能性が高いです。
水分を多く含んだ木材は腐りやすく、シロアリが好む集まりやすくなります。
こういった場所の木材が変色している場合は、シロアリ被害を疑いましょう。
羽アリが発生している
シロアリは新しい巣を作るために、一定の時期になると飛び立ちます。
4月から6月ごろが巣別れして飛び立つ時期で、大量発生した羽アリを室内や家の近所で見た場合は、シロアリが家の中で巣を作っている可能性が高いです。
家に被害を与えないクロアリにも羽アリは存在しますが、屋内に入ってくるのは基本的にシロアリの羽アリだけです。
そのため、家の中で羽アリを見つけた場合は、屋内にシロアリが巣を作っている可能性があります。
庭にシロアリが発生している
シロアリは家の中だけに発生するわけではなく、家の外にエサがある場合は場所に関係なく発生します。
注意が必要なのは庭など、家の周辺に木材を放置している場合です。
庭に放置している木材などにシロアリが寄ってくると、家まで到達するのも時間はかかりません。
家の中だけではなく、庭や周辺でシロアリを見かけた場合にも注意しましょう。
近所でシロアリ駆除を行なった家がある
近所でシロアリの駆除や予防を行った場合、自分の家にシロアリが逃げてくる可能性があります。
周りの住宅とも地面でつながっているため、近所のシロアリが侵入してくる可能性は高いです。
ただし、シロアリが好む湿度の高い場所や腐食した木材がなければ、それほど心配する必要はありません。
侵入させないためにも、自宅のシロアリ予防は定期的に行いましょう。
かじられた跡がある
木材にかじられた後がある場合、シロアリを疑いましょう。
そもそも家の木材を、虫や動物にかじられることは珍しいです。
もしシロアリでないにしても、なんらかの野生動物が住み着いている可能性もあります。
ただし、シロアリ被害を家の中で見かけることは少なく、ほとんどは床下などの見えない場所で発生します。
そのため、確認する場合は、床下の木材などを確認していきましょう。
ただし、床下にもぐる際は怪我などの恐れもあるため、長袖や長ズボンの着用は徹底してください。
壁などから空洞音がする
シロアリは木材を食べるので、柱や壁の内部が空洞になっていきます。
中身が詰まった木材は叩いた時に重い音がしますが、シロアリに食べられた木材は軽く空洞感のある音がします。
進行するほど音は軽くなるため、明らかな違いを感じた場合は注意してください。
また、押しただけでへこむような場合は、シロアリによる被害は深刻です。
できるだけ早めの対策や業者への相談をおすすめします。
自分でシロアリ駆除をするための準備
まずは必要なものを抜けなく準備するところから始めましょう。
シロアリ駆除に必要なものを紹介します。
薬剤(木材用と土用)
バリア工法でシロアリ駆除を行う場合は、木部用と土壌用の2種類の薬剤を用意する必要があります。
自分でシロアリ予防するために使う薬剤は、有害物質が少なく安全性に配慮されているものを選ぶことをお勧めします。
なぜ薬剤を2種類も用意しないといけないのかといいますと、木材と土では性質が違うため、それぞれに合った薬剤を用意しなければ十分な予防効果が得られないからです。
木材をシロアリから防ぐためには、木の内部まで成分を染み込ませなければいけません。
また、シロアリが寄ってこないように木が腐らない処理も同時に必要です。
木部用薬剤は、木に染みよく染み込むようにできていて防腐効果もあります。
このように木材にまく専用に作られているため、用意する必要があります。
一方、土壌用薬剤は、シロアリが地中から上がってこれないよう、バリアを張る効果があります。
また、雨で薬剤が流れない成分でできており、長期間地面にとどまってくれます。
木部用だとすぐに成分が流れてしまうため、土には土壌用薬剤を使用する必要があるのです。
噴霧器
薬剤は直接まくわけではなく、「噴霧器」というものを使って霧状に噴射していきます。
噴霧器を使うことで、薬剤を効率良くまくことができ、作業が楽になります。
実際薬剤はハケなどで直接塗ることもできますが、20坪30坪など広い範囲をハケで塗っていたら、1日かかっても作業が終わりません。
そのため、噴霧器は必ず用意してください。
また、薬剤を霧状に噴射することで広い範囲でも均等にまくことができるので、噴霧器は薬剤とセットで必ずそろえておいたほうがいいでしょう。
ただし、噴霧器は先ほどご紹介した薬剤の成分に耐えられるものを用意してください。
作業着
薬剤が自分の身体にかからないよう防毒マスク・作業着・手袋なども用意しましょう。
マスクは普段付けているマスクではなく、しっかり防毒マスクを用意したほうが安心です。
自分でシロアリ駆除を行う手順
シロアリ駆除を行う大まかな流れは、以下のようになります。
・必要なものを準備する
・被害状況を確認する
・薬剤を床下全体にまく
シロアリ駆除の作業手順はシンプルで、必要なものをそろえて家全体に薬剤をまけば完了します。
とはいえ、被害状況の見極めや、床下での作業は、丁寧な作業が必要になるので、業者と全く同じにできるというわけではありません。
自分で行うのと業者が行うのとではどちらがいいか関しては、後ほど解説します。
ただ、そもそもシロアリ駆除は「被害部分を駆除するだけじゃダメなの?」と思いますよね。
おそらく多くの方が、被害箇所だけ薬剤をまいておけば大丈夫とお考えでしょう。
しかしシロアリ駆除は、床下や玄関なども含め全体的に行わないと、残念ながらあまり効果が得られないのです。
そこでシロアリ駆除の手順を説明する前に、なぜわざわざ全部やらなくてはならないのか?というお話をします。
シロアリ駆除は全体的に行う必要がある
シロアリ駆除は、被害部分だけでなく家全体に行うことではじめて駆除効果が得られます。
これは、シロアリの被害は思っているより広い範囲におよんでいるケースが多いため、被害のある部分だけ駆除しても解決はしないからです。
シロアリは単体ではなく集団で行動する生き物のため、住宅でシロアリの被害が見つかる時は、ほぼ確実に玄関・床下・柱など数ヶ所に被害が見つかります。
日本に生息する一般的なシロアリであるヤマトシロアリだと、被害1ヶ所につき巣が1つとなるため、部分的に駆除しても他のシロアリは生き残っている状態になってしまうのです。
他のシロアリや巣が残っているとそのまま被害は進行してしまいますので、駆除としては不十分になってしまいます。
また、部分的にシロアリを駆除するだけだと、予防が不完全になるという不安もあります。
シロアリ駆除作業には、今いるシロアリを駆除するのと同時に、一定期間薬剤のバリアを張って予防する目的もあります。
部分的な駆除だとこのバリアが不完全な状態で、薬剤をまいていない他の部分からシロアリが侵入してしまい、シロアリ被害が再発してしまいます。
そのためまずは、シロアリ駆除というのは部分的にではなく、家全体的に薬剤をまくものだと思ってください。
自分でシロアリ駆除するなら1ヶ月ぐらいかけて行う
家全体を自分で駆除するなら、1ヶ月ほど時間をかけて作業するようにしましょう。
というのも、初めての方ならシロアリ駆除の作業は、1部屋の床下に薬剤をまくだけでもおそらく1日がかりになってしまうからです。
初めて床下に入る場合は、床下の移動ルートがわからなかったり、せまい床下での作業に体力的に厳しくなるはずです。
そのため、シロアリ駆除作業は1日1部屋など分けてじっくり行うことをおすすめします。
とくに自分でシロアリ駆除をやりきるのであれば、休日を使って少しずつ進め、1ヶ月ぐらいかけて行うのが良いです。
ここまででシロアリ駆除作業前に、最低限知っていただきたいことをお話しました。
この時点で全部やりきるのは難しそうだと思った方は、やはり作業に慣れているプロの業者に任せることをおすすめします。
ただ、それでも「自分でシロアリ駆除を行いたい」と思った方は、ここから作業の手順を順番にご紹介していきますので、ぜひ読み進めてくださいね。
まず、シロアリ駆除には、薬剤を埋める「ベイト工法」と薬剤を散布する「バリア工法」があります。
ベイト工法
ベイト工法はシロアリを死滅させる「ベイト剤」という薬剤が入った特殊なエサを家周辺に埋め込み食べさせ、巣ごとシロアリを全滅させる方法です。
薬剤を食べたシロアリが巣に持ち帰る事で巣の中のシロアリも死滅させます。
ベイト剤はシロアリの脱皮を抑制することで死に至らしめるものなので、脱皮をしない哺乳類には影響がありません。
そのため、お子様やペットが居るお家でも安心して使用することができます。
駆除には大体2~3ヶ月かかります。
ベイト工法の手順
①ステーションを設置する
建物の基礎から20~30cmほど離れた場所に穴を掘ってステーション(容器)を設置します。
②シロアリの活動状況を調査
ステーション内の餌木を点検してシロアリの活動状況を調査します。
③薬剤を設置
シロアリを確認したら薬剤の入ったカップを設置します。
④シロアリが死滅
薬剤から生きているシロアリが確認できなくなったら、駆除終了です。
※シロアリは複数の巣が存在する場合がありますので、1箇所で駆除が終わっても他の場所のステーションは回収せず様子を見ましょう。
バリア工法
バリア工法は薬剤を撒いて家へシロアリの侵入を阻止する工法です。
床下の被害のある箇所に穴を空けて薬剤を注入または散布します。
床下からの作業が困難な水回りや玄関などは直接穴を開けて作業を行なう場合もあります。
バリア工法は床下などの狭い場所で行なう為、施工担当者の技術が必要とされます。
ベイト工法とは異なり即効性・持続性に優れており、シロアリの侵入経路に散布することで予防効果も期待できます。
ただし、家屋に直接散布するため、お子様やペットのいるお家ではおすすめできません。
バリア工法の手順
①床下の被害箇所へ穴を開け薬剤を注入
シロアリの被害箇所にドリルで直径10mmほどの穴を開け、薬剤を注入します。
可能であれば、木栓で穴を塞いでおきましょう。
②木部の表面に薬剤を散布
木部の表面には蟻道の活動範囲に対して、ムラ無く薬剤を散布してください。
③土壌に薬剤を散布
木部処理の後は、地表面にも薬剤の散布を行います。
シロアリは家の下の土壌から侵入してきますので、束石や基礎周辺には念入りに散布しておきます。
完璧に駆除したいなら業者に依頼がお勧め
ここまでお話してきたように、シロアリ駆除というのは必要なものをそろえて時間さえかければやりきることはできます。
ただし、シロアリ駆除を1日で完璧に終わらせたいなら、やはり駆除業者に任せるのがおすすめです。
プロの業者だと、シロアリ駆除をこなしている数が違うので、どうしても作業クオリティやスピードに大きな差があります。
とくに大きな違いは、以下の点です。
作業前の準備の徹底
プロの業者の場合、まず作業前の準備から徹底して行います。
例えば、床下で作業すると、土と薬剤まみれになり部屋がかなり汚れてしまうので、床下侵入口をしっかり養生(保護)してくれます。
実際床下で作業していて薬剤が飛び散るということはほぼありませんが、養生には土ぼこりや粉じんをお客さんが吸い込まないよう守る目的もあります。
もし、床下に入るルートがない場合は、「はつり工事」といって、コンクリートや石を削って、新しく侵入口を作る必要があります。
はつり工事でコンクリートなどを削ると、大量の粉じんが発生します。
養生していないと、床下から部屋の中に大量の粉じんが舞ってしまいます。
粉じんを小さなお子さんやペットが吸い込んでしまうと、悪影響がある恐れがあります。
そのためプロの業者は、床下作業の前にしっかり養生して安全を確保してくれます。
使用する機材・作業のスピード
プロの業者は、使っている機材もすべて特注で、薬剤をまくスピードも段違いです。
多くの業者では、噴霧器と薬剤が車に積んであって、最初から準備が完了した状態です。
また車には数十メートル伸びる長いホースが装備されているので、車を現場の付近に駐車して床下まで引っ張って対応します。
噴霧器も、個人では手に入らない特注のものを使用しています。
こちらの噴霧器ですと薬剤をまく勢いが段違いなので、床下1部屋完了するのに1時間もかかりません。
また、車に何十リットルもの薬剤が常備されているため、補充の必要もありません。
個人でやる場合は、噴霧器が空になったら都度補充が必要ですのでどうしても手間がかかります。
さらに穿孔注入の時でも、プロの方が後処理もより丁寧です。
個人で作業する場合は、ドリルで穴を開けたあと、パテで補修することになりますが、業者の場合は、このような木栓で穴をふさぎ、粉末をまぶして穴が目立たないよう処理してくれます。
シロアリ駆除の業者は、知識が豊富なことはもちろん、後処理の技術も高いというわけです。
そのため、スピーディーかつ完璧にシロアリを駆除したいのであれば、やはりプロの業者に相談するのが一番良い選択といえます。
シロアリ駆除を業者に依頼する場合の相場
一般財団法人経済調査会の統計によると、シロアリ工事の価格を坪当たり10,725円(1㎡あたり3,250円)としています。
シロアリ駆除の費用は、一般的な広さの住宅(30坪)で、25万円程度が相場となります。
さらに、シロアリ駆除の費用には地域の特性や被害状況によって追加料金が発生する場合があります。
きっとこの相場を見て「高い!」と思った方がほとんどですよね。
では、いったいなぜシロアリ駆除の料金はこんなに高いのかご説明します。
まず、シロアリ駆除が高い理由は「大量の薬剤が必要」だからです・
業者に依頼した際の見積書を見ていただくと、大半は薬剤にお金がかかっていると分かります。
床下の面積が広ければ、それだけたくさん薬剤が必要になり、料金が高くなるのはイメージできますよね。
また、これは特殊なケースですが、床下に入れない部屋が多いと、穿孔注入する場所も増えるため、別途料金がかかります。
では業者に依頼するメリットはどのようなことがあるのかといいますと、業者により細かいサービス内容は異なりますが、シロアリ駆除と同時に、再発防止のためのシロアリ予防や定期点検をしてもらえるのも、業者に依頼する大きなメリットといえるでしょう。
多くのシロアリ駆除事業者が5年間の保証をつけているので、万が一シロアリが再発した場合も無償で対応してもらえたり、定期点検で被害が拡大する前に対処することができます。
また、業者に依頼してシロアリ駆除をした際にかかった費用は、確定申告で雑損控除ができるため、所得税の控除を受けることができます。
シロアリ駆除後にやるべき日常的な対策
シロアリ駆除で薬剤をまいても、家の周りにシロアリが寄ってくることがあります。
駆除後にもシロアリが寄ってきにくい環境づくりはしておくのは大切なことです。
ここでは、シロアリが寄ってこない環境づくりの方法を紹介します。
木材を置かない
木材はシロアリの大好物です。
シロアリを呼び寄せていることになりますので、庭や外壁周り、車庫などにある木材はできるだけ撤去しておきましょう。
庭にある土に触れる物に気を付ける
特に鉢植えなどは、土中からシロアリが這い上がってきやすいです。
またトレリス(植物をからませる格子状のスクリーン)やウッドデッキは防腐や防蟻効果のあるものに取り換えるといいでしょう。
水漏れや雨漏りがないかチェックする
シロアリは湿気がある場所を好みます。
水漏れや雨漏り箇所は常にシロアリに水を与える場所となってしまうので、屋根や外壁で水漏れ、雨漏り箇所がないか日頃からチェックするようにしましょう。
換気口の前に物を置かない
換気口の前に物を置いてしまうと、床下の空気の流れが悪くなり、湿気がたまる原因となります。
換気口周りをすっきりさせることで、床下に空気の動きを作ることができ、床下の湿度を下げることができます。
まとめ
この記事では、自分でシロアリ駆除を行う手順をメインにお話してきました。
シロアリの被害は広がっているケースが多いため、部分的に駆除するのではなく、全体的に行いましょう。
ただ、自分でシロアリ駆除をやり切るのには、時間も手間もかかりますし、完全に駆除するというのは難しいです。
もしこの記事を読んで自分でシロアリ駆除をするのが難しいと感じたら、業者に依頼することをおすすめします。
シロアリ予防をお考えの方は、住まいるヒーローズにお任せください。
ご相談やお問合せもお気軽にお待ちしております。