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シロアリの活動時期はいつ?駆除するタイミングはいつが最適か

2022.12.08

シロアリ 時期 シロアリは湿度の高い環境を好みますが、では乾燥している冬はシロアリ対策をしなくてもいいのかというと、そうではありません。 シロアリは冬眠をせず、環境が整えば時期を問わず1年中活動します。 特に、1年の中でも暖かく湿度も上がる4月~6月はシロアリが活発に活動する時期です。 大切な家をシロアリから守るためには、日頃から対策をとることが重要です。 この記事では、シロアリの生態やシロアリ被害に注意したい時期について解説します。

シロアリとは?

家に深刻なダメージを与える害虫として知られるシロアリは、実は「アリ」ではなく、ゴキブリの仲間です。 日本にいるシロアリはおよそ20種以上といわれており、そのほとんどは森などに生息し、倒木や土の中で生活しています。 住宅に被害をもたらすシロアリは、「イエシロアリ」、「ヤマトシロアリ」、「アメリカカンザイシロアリ」の3種です。 特に「イエシロアリ」と「ヤマトシロアリ」は、最も大きな被害をもたらすシロアリとして知られています。 さらに、シロアリは土の中や湿った場所などを好むため、特に家の基礎部分が被害に遭いやすいのです。

シロアリの活動時期はいつ?

シロアリは、基本的には1年中いつでも活動しています。 寒くなる真冬ですら、活動が鈍くなる程度で、冬眠せず活動を続けます。 特に活動が活発になるのは、4月から6月頃にかけてです。 この時期は暖かくなり湿度も上がってくるので、シロアリの好む条件になります。 女王アリ・王アリ以外に唯一、繁殖能力を持ったシロアリである羽アリもこの時期に多く発生します。 そのため、春から梅雨にかけての時期は、シロアリの被害が拡大したり、新しいシロアリ被害が始まったりしやすいため、予防や点検が特に必要になってきます。 被害が大きくなっている場合は、羽アリが発生する可能性が高いため、見逃さないように注意しましょう。

シロアリの産卵時期はいつ?

シロアリには産卵時期というものがなく、蚊のように夏だけ発生するというように決まった時期や季節があるわけではありません。 これは、シロアリの種類を問わずヤマトシロアリもイエシロアリも同様です。 シロアリは、コロニーと呼ばれる集団で巣を作って生活しており、中には王と女王が一匹ずついて卵を作り続けています。 それは、シロアリは比較的弱い生物だからで、これらを餌としている昆虫や鳥、動物がたくさんいるため、個体数を減らさないよう常に産卵してコロニーの個体数を減らさないようにしているのです。

シロアリがもっとも活発になる時期は?

日本には主に3種類のシロアリがいますが、発生する時期は種類によって異なります。 ヤマトシロアリ・・・4月から5月に広い地域で発生 イエシロアリ・・・6月から7月に日本南部に多く発生 アメリカカンザイシロアリ・・・7月から10月に一部の地域で発生

羽アリの発生する理由

上記のように女王アリは継続して産卵しますが、時には巣の中のシロアリが増えすぎてしまうこともあります。 そのような場合はコロニー内の個体数のバランスを保つために羽アリを発生させて巣から飛び立たせます。 この羽アリの発生する時期が春から夏にかけてなのです。 羽アリはこの時期によく飛んでいるので室内に入ってくることがあるかと思いますが、もしも屋内に入ってきたり庭の周辺で見たりしたら要注意です。 シロアリかどうかチェックしてください。 もしシロアリであれば早めの段階で駆除を検討しましょう。

シロアリの羽アリとクロアリの羽アリの見分け方

普通のアリ(黒アリ)にも羽アリがいます。 こちらは木材を食い荒らすというような加害はありません。 シロアリとの見分け方をチェックしておきましょう。 ◆羽の大きさ シロアリは前後の羽の大きさがほぼ同じだが、クロアリは前の羽が大きい。 ◆胴体 シロアリは寸胴でくびれがないが黒アリは腹部がくびれている。 ◆発生時期 ヤマトシロアリは4月から5月。イエシロアリは6月から7月。クロアリは6月から11月。 ◆触角 シロアリは数珠のような形、クロアリはくの字型をしている。

シロアリが好む食べ物と環境

自然界でシロアリは、倒木や枯れ葉を食べて分解し、土に戻すという役割を持っています。 そのため、食べるのは主に「死んだ植物」です。 青い葉っぱや生きている木を食べることはほとんどありませんが、建築用の木材や木製の家具のほか、段ボールや書籍などといった紙製品など、木材を原料とするものは全て餌になります。 また、シロアリの好物である「死んだ植物」は、森の中では湿った薄暗い場所にあることが多いです。 そのためシロアリも、乾いた場所よりも湿った場所、明るい場所より暗い場所を好む傾向があります。 家の中でシロアリが好む場所となりうるため注意しなければいけないのは以下のような場所です。

暖かく湿度が高い場所

気温が10度以上の暖かい環境下では、シロアリの動きが活発になります。 また、湿っている木材などはシロアリに好まれるので、湿気の多い場所にも集まってきます。

食べ物が多い場所

木材のほかにも、紙や枯れ木といったシロアリの食べ物を放置しておくとシロアリが集まってきて、その近くに巣を作ります。

外敵がいない場所

シロアリは、昆虫や小動物などの外敵から身を守る必要があるので、他の小動物などが侵入してこない場所に隠れるようにして生息します。 家の中には、この3つの条件にあてはまる場所がたくさんあります。具体的な場所は下記です。 ・床下 ・天井裏 ・柱 ・押入れ ・玄関 ・浴室や洗面所などの水場 ・ウッドデッキ 押し入れやウッドデッキはシロアリの存在に比較的気づきやすい場所ですが、天井裏や床下、柱はシロアリを見つけにくく、発見した時には手の施しようがないほど食害が進んでいるケースもあるので注意が必要です。

シロアリはどこから家に侵入する?

住宅がシロアリ被害にあったという事例はたくさんありますが、実はシロアリの多くは森林に生息しています。 枯れ木や落ち葉をエサとして森林の生態系を守る重要な役割を果たしています。 しかし、森林伐採などによって自然界で得られるエサが減ってしまったために、民家にある木材を狙うようになったのです。 そんなシロアリが民家にやってくる際の侵入経路はひとつではありません。 種類によって侵入口となりやすい場所が異なるので、複数の場所をチェックしておく必要があります。 イエシロアリやヤマトシロアリは、地中に巣をつくるため地面からの侵入が多いです。 このシロアリたちは、家の基礎にあるわずかな隙間やヒビを見つけて侵入してきます。 湿気を好む種類なので、浴室やキッチン、洗面所などの水回りは特に注意が必要です。 外来種のアメリカカンザイシロアリは海外からの輸入製品が侵入経路といわれています。 ただし、近年はアメリカカンザイシロアリの被害が報告される地域も増えています。 すでに日本に侵入している個体が巣をつくり、ベランダなどから侵入するケースも考えられるので注意してください。 なお、ベランダからの侵入はすべての種類に可能性のあることです.。 公園などの木が多い施設が近くにある場合は、窓を開けっぱなしにしないなどの対策をおこないましょう。

シロアリ被害にあうとどうなるの?

シロアリが家に住み着くと、家の基礎や壁の木材が食害されます。 さらに、断熱材や柔らかい建材なども、通り道にするためにかじって穴をあけることがあります。 外来種のアメリカカンザイシロアリの場合は、家具やピアノなどを食害します。 シロアリが食害した部分は穴だらけになり、スポンジのようになります。 イエシロアリの場合は、別の場所から水を運んできて湿らせることもあるので、食害部分にカビが発生したり腐ったりするケースもあります。 家の基礎部分や柱がこのように食害されると、家を支えることができなくなります。 食害された部分を中心に歪みや傾きが発生するほか、地震などによって倒壊する可能性が高くなってしまうので危険です。 被害が拡大する前に駆除するのに越したことはないので、シロアリ被害の可能性を疑ったら、早めに業者に相談することをおすすめします。

シロアリ被害にあいやすい家の特徴

シロアリの被害にあいやすいのは、シロアリの住みやすい環境ができてしまっている家です。 ・床下が低い ・床下換気口の数が少ない ・床下換気口の前に物が置いてある ・隣り合う家との距離が近い ・床下で水漏れしている ・家の近くに川や池、もしくは森や山がある ・近隣の家でシロアリ被害があった 床下に湿気がたまりやすい家や、シロアリがいる環境に近い家は、被害にあいやすいといえます。

シロアリ駆除を行うのに最適な時期は?

シロアリは一年を通して活動するため、シロアリの駆除に時期は関係ありません。 したがって、シロアリを見かけたらすぐに駆除しましょう。 なお、シロアリは気温が上昇する春になると動きが活発になるため、シロアリ被害に遭っている可能性があれば3月〜4月上旬までに駆除をおこないましょう。 活発になる直前に駆除をしないと、さらにシロアリが繁殖して個体数が増えていくことになります。 シロアリの食害の進行スピードは早く、たった数年で家をボロボロにしてしまうこともあります。 大切な家を守るためにも、シロアリ被害が疑われる場合は早期に点検・駆除するようにしましょう。 シロアリの点検は1年に1度、シロアリの駆除は5年に1度おこなうのが理想的です。 シロアリ駆除の薬剤は5年で効果が消失するため、前回の予防対策から5年以上経過している場合は、できるだけ早いうちにシロアリの点検をおこないましょう。 シロアリ被害は誰でも遭う可能性があります。 鉄筋コンクリート造りの住宅だからといって安心はできません。 鉄筋コンクリート造りといっても、すべての建材にコンクリートを使用しているわけではないのです。 細かい柱や梁には木材が使われていますし、断熱材もシロアリのエサになります。 「コンクリート造りだから」と油断していると、大規模な修繕を要する食害に遭う可能性もあるので気をつけましょう。 たとえ床下がコンクリートでも、わずかな隙間や経年劣化によるヒビからシロアリが家の中に入り込んでくることがあります。 それに実は、鉄筋コンクリートの床下は気密性と保湿力が高いのでシロアリに好まれるのです。

シロアリ被害にあわないためには

シロアリの被害を防ぐには、日頃からの予防が大切です。 ・床下の換気・調湿をする ・市販のシロアリ駆除剤を使用する ・シロアリ駆除業者に点検を依頼する 床下換気口を塞ぐように物を置いていると、床下の換気を阻害するのですぐにどかしましょう。 隣の家が近すぎて通気口を塞いでしまっている場合は、「調湿剤」などを使用するのがおすすめです。 市販のシロアリ駆除剤の中には、「ベイト剤」といって予防効果がある商品があります。 地面に埋めるタイプのベイト剤を使えば、シロアリが地中から家に近づいてくるのを防ぐことができます。 こうした対策をしても、シロアリが家に住み着く可能性は捨てきれません。 そこで、1年〜3年に一度の頻度で、シロアリ駆除業者に点検してもらうことで、シロアリの早期発見につなげることができます。 点検や調査だけであれば無料でしてくれる業者もあるので、まずはお近くのシロアリ駆除業者に相談してみましょう。

まとめ

シロアリは、大切な家を食い荒らし、ボロボロにしてしまう害虫です。 知らないうちに住み着き、気づいた時には被害が拡大して、手が付けられない状態になってしまうことも少なくありません。 春から梅雨の時期にかけては、シロアリの被害が拡大するタイミングなので、特に注意が必要です。 特に床下の換気や除湿が弱い家や、水辺や森が近い家はシロアリに狙われやすいです。 環境を改善したり、市販の駆除剤で予防をしたりするほか、駆除業者に依頼して点検をしてもらうことで、シロアリの予防・早期発見を心掛けましょう。 シロアリ予防・駆除をお考えの方は、住まいるヒーローズにお任せください。 ご相談やお問合せもお気軽にお待ちしております。