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一軒家のシロアリ駆除の値段相場は?

2022.12.06

一軒家 シロアリ シロアリは住まいに大きな被害をもたらします。 せっかく建てた一軒家で被害にあってしまわないためにも、シロアリ駆除・予防対策は大切です。 そこで今回は、一軒家のシロアリ駆除にかかる費用についてまとめました。 シロアリ駆除にかかる値段は、シロアリの種類や被害の程度、建物の構造などによって決まり、業態によっても費用相場は異なります。 一軒家のシロアリ駆除を検討する際は、業態ごとの費用相場や業者選びのポイントを参考に、信頼できるシロアリ駆除業者に依頼しましょう。

一軒家のシロアリ駆除にかかる値段は?

  30坪の一軒家の場合、シロアリ駆除には9万円から30万円ほどの費用がかかります。 1㎡あたりでいうと3,000円(1坪あたり9,900円)前後のことがほとんどです。 なぜこんなに値段の幅があるかというと、シロアリ駆除の工法や被害状況、そしてシロアリ駆除を依頼する業者の業態や保証内容にもによって費用が変わるからです。 個人経営などの小規模業者の料金は9万円から20万円、全国展開の大規模業者は20万円から30万円が相場になります。 シロアリ駆除料金の内訳は「シロアリ駆除(予防)費用」+「追加工事費用」+「追加料金」で構成されます。 作業範囲の広さや工法・依頼先によって価格は上下し、作業難易度が上がると追加料金が発生することもあります。 なお「調査費用」は基本的に無料です。 ただし床下点検口がなく、点検口設置工事が必要な場合は工事料金が発生します。 業態による費用の相場は以下の通りです。

大手上場企業・農協

大手上場企業や農協などのシロアリ駆除業者では、およそ 坪当たり10,000円前後(3,000円/㎡前後) の価格帯を打ち出しています。 事業規模も大きく、信頼度の高い業態ですが、宣伝費や人件費、JA系では紹介手数料がかかる分、全体的にコストが高めになる傾向にあります。

地域密着型の中小企業

それぞれの地域で独自ブランドを展開する地域密着型の中小企業に、一軒家のシロアリ駆除を依頼する場合は、 費用相場は5,000円〜9,000円(1,515円~2,700円/㎡)ほどの値段になることが多いです。 大手企業や激安業者などのように、全ての施工を一律の価格設定にするのではなく、お客様の被害状況や難易度に応じて見積もりを作成する臨機応変さがあるのが特徴です。

フランチャイズ・インターネット集客型業者

ホームセンターやフランチャイズ、インターネット集客型業者では、一軒家のシロアリ駆除にかかる費用相場は、おおよそ 4,000円〜(1,200円〜/㎡) と割安の価格設定になっています。 このような業者は、集客のみを行う業者のことが多く、実際の工事は小規模業者などの下請けや委託業者に任せていることがほとんどです。 そのため技術や保証対応、工事基準、コンプライアンスなどにばらつきがあります。 また、施工業者が支払う紹介手数料も高いことから、短時間で仕事をこなさざるを得ないという状況があります。

個人経営業者

インターネットでの仲介サイトを利用して、一軒家のシロアリ駆除を行う個人経営業者も、最近では増えています。 個人経営ということもあり、 坪あたり2,400円〜(800円〜/㎡) と、かなり安価の費用相場を打ち出している業者もいるようです。 シロアリ対応をお手頃な値段でできるのは魅力的ですが、工事品質や技術の維持に関しては、集客型業者以上に不安が残る場合があります。

業者ごとで施工単価が違うのはなぜ?

シロアリ駆除業者の施工単価を比べてみると、高い会社と安い会社では倍以上の開きがあります。 安い業者だと、施工の品質やサービス内容に違いはあるのでしょうか? 基本的にどんな施工単価でも、シロアリが発生しそうな箇所に薬剤を散布する作業は同じです。 また散布する薬剤の効果もどこでも5年間であることは同じですし、保証期間も5年間とほぼ同じです。 保証期間中にシロアリが再発生してしまったら、業者が無料で再施工しなければならないので、どの業者でも基本的な工事は手を抜かず作業を行います。 施工単価が高い会社を選ぶメリットは、営業歴が長い業者が多く、施工実績数も多いため信用がおける点です。 さらに、調査時に、よりくわしく住まいの状態を調べ、ビデオや画像などで確認できるようにしたり、保証期間中に無料点検サービスなどがついている業者もあります。 別料金ではありますが、床下の湿気対策も提案してくれるなど、基本的な作業に加えて、手厚いサービスが受けられる分、価格が高くなる特徴があります。 一方、施工単価が安い会社は、セールスにかかる経費や、TVCMなどの広告宣伝費をかけないことや、施工を多くこなすことで利益幅を少なくしても採算がとれる運営をしているといった特徴があります。

一軒家のシロアリ駆除は工法によって値段が変わる

一軒家のシロアリの駆除方法は、バリア工法とベイト工法の主に2つの工法があります。 バリア工法に比べて、ベイト工法の方が値段が高くなる傾向にあります。

バリア工法

バリア工法は、一軒家の床下などに直接侵入して、薬剤や消毒液を散布する施工方法です。 シロアリの多くが土中から侵入してくるため、侵入ルートを遮断するには即効性のあるスタンダードな方法として知られています。 シロアリ駆除の工法の中でも、比較的安い値段で行えますが、においに敏感な方や、アレルギーなど健康状態の考慮が必要な方には、薬剤を散布するバリア工法はおすすめできません。 散布剤の効果は約5年持続するとされています。

ベイト工法

ベイト工法は、ベイト剤という毒エサを建物の周辺の地面に埋めて、巣ごと駆除する施工方法です。 シロアリのエサを仲間に分け与える習性を利用して、巣全体に薬剤を行き渡らせて死滅させます。 使用する薬剤の量が少なく、健康や環境に配慮しながら、シロアリを退治できる利点があります。 ただし、バリア工法に比べると値段は高くなり、巣を根絶させるには時間がかかります。

一軒家のシロアリ駆除で追加料金が発生するケース

シロアリ駆除では、基本的な駆除作業以外の「追加工事料金」「追加料金」がかかるケースがあります。 基本的には難易度の高い工事になればなるほど、追加で費用が加算されることになります。 追加工事や追加料金がかかるケースの具体例は以下のケースがあります。

建物の構造上、点検口を新設・拡張しなければならない場合

シロアリ駆除や調査は、床下や天井など建物の内部に入って行われます。 床下に入るスペースがない場合や、点検口1箇所から床下全域の点検ができない場合は、点検口を新設・拡張しなければならないので追加料金がかかることがあります。 建物の構造によっても作業のしやすさは変わるため、明らかに作業時間がかかりそうな構造の場合は追加料金が発生するケースも。 また被害場所が床下の存在しない浴室や玄関などの場合も、作業難易度が上がるので追加料金が発生することがあります。

「イエシロアリ」や「アメリカカンザイシロアリ」の場合

一軒家に被害をもたらすシロアリにはいくつか種類があり、種類により駆除方法や値段は異なります。 被害をもたらしているのが「イエシロアリ」や「アメリカカンザイシロアリ」だった場合、集団の規模が大きく駆除が難しいため値段が割高になります。 複数回の処置が必要になるケースも多く、相場以上の料金になる可能性が非常に高いでしょう。 なお日本で一般的なシロアリは「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」の2種類です。 しかし近年、外来種であるアメリカカンザイシロアリの被害が増加しています。 素人が種類を見分けるのは困難なため、シロアリの発生が見られた場合は速やかに業者に相談するようにしましょう。

シロアリ被害が深刻な場合

被害の規模が大きくなるほど作業量が増えるため、おのずと駆除費用は高くなります。 駆除作業途中で、シロアリ駆除業者が想定よりも時間がかかると判断した場合は、それに応じて追加料金がかかる場合もあります。 また一軒家の部屋の中にまでシロアリ被害が及ぶと、駆除するエリアはさらに広くなります。 リフォームを伴うこともあるので、トータル価格が高くなりがちといえます。

木材交換や大工工事が必要な場合

シロアリの被害が深刻で木材の交換や大工工事が必要な場合、材料費・廃材処分費・作業費などが追加でかかり値段が上がることがあります。 追加費用は被害の規模によって大きく異なるため、料金は業者に見積もりをもらってチェックする必要があります。

度調整工事が必要な場合

床下に湿度がたまって木材の腐食が起こっている場合は、湿度調整工事を提案されることもあります。 シロアリが腐食した木材を特に好むため、床下の環境を改善することによって、シロアリ被害が起こりにくい家にする必要があります。

休日や早朝・夜間に作業を依頼する場合

土日や早朝・夜間、連休などの繁忙期に作業を依頼すると「割増料金」がかかる業者もいます。 割増料金の有無は業者によっても異なるため、割増料金の発生要件を事前に質問しておきましょう。 なおシロアリ駆除にかかる時間は、最低でも3時間程度です。 平日に駆除作業を依頼する場合は、作業時間も考慮して依頼しましょう。 調査に時間をかける業者もいるため、余裕を持ってスケジュールを立てておけると安心です。

一軒家のシロアリ駆除で値段を抑える方法

シロアリ駆除費用を少しでも安くするためには、業者選びが大切です。 シロアリによる被害は危険性が高く、工事箇所や内容を減らして節約するという選択肢はありません。 前述の通り、シロアリ駆除を依頼できる業者は規模によって価格が大きく異なります。 また、追加費用のかかる工事を安易に即決しないことも重要です。 それぞれの特徴を知って、安く依頼するポイントを押さえましょう。

地域密着型の中小規模業者を選ぶ

シロアリ駆除を安く依頼したい場合は、中小規模業者を選ぶのがおすすめです。 30坪の一軒家だと、小規模業者に依頼した場合は大規模業者と比較して10万円近く安くなる可能性があるからです。 ただし小規模業者には、業者によって技術力にばらつきがある可能性があるのでその点は注意しましょう。 業者選びの際は、以下のポイントをチェックして、技術力と経験のある業者を選ぶようにしましょう。 ・「しろあり防除施工士」を保有した作業者がいる ・事前調査が丁寧である ・創業経験が5年以上ある ・5年以上の保証がある

複数社の見積もりを比較する

シロアリ駆除業者を決めるときには、複数社の見積もり比較が必須です。 見積もりは悪徳業者を見分けるための大きな判断基準になります。 比較検討の際は、以下のポイントをチェックしましょう。 ・内訳内容が詳細に記載されているか ・工事内容や材料の単位に「一式」の文言が多用されていないか ・不明点の質問に詳細に答えてもらえるか ・相場と比較して大きな金額のズレがないか ・安い見積もりを提示し、契約を急かしてこないか 特に見積もりの金額が他社と比較して異様に安いケースは要注意です。 値段の安さを強調して契約させ、最終的に高額請求する事例も起きています。 できるだけ即決は避け、複数社の比較をしてから決めましょう。

床下の湿気対策を即決しない

シロアリ駆除をしている際に、シロアリ予防のために床下の湿気対策を提案されることがあります。 シロアリを防げるとは限らないうえ、床下の湿気対策は高額な値段であることが多いので、即決はせずに本当に必要か一度検討しましょう。

まとめ

一軒家のシロアリ駆除では、業態ごとの費用相場や業者選定のポイントを参考に、それぞれの業者の見積もりの値段を比較検討し、信頼できるシロアリ駆除業者に依頼しましょう。 シロアリ駆除をお考えの方は、住まいるヒーローズにお任せください。 ご相談やお問合せもお気軽にお待ちしております。