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シロアリを見つけたらどうする?自分でできる応急処置を紹介

2022.12.14

シロアリ 見つけたら 室内でシロアリを見つけたら、大変驚くかと思います。 しかし、白いアリだからといって、シロアリだけでなく、クロアリのシロアリかもしれません。 すぐに市販の殺虫剤を散布してしまうかもしれませんが、落ち着いて行動することが第一です。 この記事では、シロアリの羽アリとクロアリの羽アリを見分ける方法や、シロアリを見つけた時にするべきことをご紹介します。

室内でシロアリを見つけたら

シロアリは暗くて湿った環境を好む害虫で、通常は床下から侵入し、壁の中や水周り・玄関等へ被害を拡大させます。 そのため、室内でシロアリが見られた場合、床下の建築部材を既に食べ尽くしている恐れがあります。 さらに被害を大きくしないためにも迅速な対応が必要です。

落ち着いて対処法を考える

シロアリを見つけたからといって、焦って間違った対処をしてしまうとさらに被害を拡大させてしまう可能性があります。 シロアリ(特にヤマトシロアリ)の被害の進行スピードは火災のように早いものではありません。 たとえ床上までシロアリの被害が進行していても、そのあとすぐに家が傾くようなことはめったにありません。 まずは落ち着いて被害の状況を確認することが大切です。

殺虫剤はなるべく使わない

家の中でシロアリを見つけたら、思わず殺虫剤をかけてしまいたくなるかもしれません。 しかし、市販の殺虫剤には忌避性(虫が避けて嫌がる成分)が入っているものが多く、殺虫剤をかけると生き残ったシロアリが住まいの別の場所に分散してしまい、その後の完全な駆除が難しくなってしまいます。

保証の有無を確認した上で工務店や業者に連絡する

新築時にシロアリの予防工事を実施している住まいであれば、通常は5年間の保証が発行されていることが多いです。 また、定期的にシロアリの予防工事をしている家も、やはり保証が発行されています。 もし保証期間中にシロアリを室内で見られるようなことがあった場合は、保証元の業者か建てた工務店・住宅メーカーに相談しましょう。 保証が適応され、駆除費用などの負担が軽減される場合があります。

建物の外でシロアリを見つけたら

シロアリは土の中ならどこにでもいる生き物です。 お庭や防蟻処理をしていないウッドデッキにはよくシロアリが見られます。 大切なのは建物にシロアリ対策がなされているかどうかです。 シロアリ対策がなされているなら、建物はシロアリから守られているため安心できます。 ただ、庭に植えている木杭や枕木などはシロアリの発生源となりうるため、取り除くことをおすすめします。

羽アリの種類と見分け方

シロアリを発見するきっかけが羽アリだったという場合はとても多いです。 羽アリはシロアリだけじゃなく、クロアリにもいますので、まずは、シロアリ・クロアリ、どちらの羽アリなのかを調べましょう。 シロアリは、4〜6月頃の午前中、イエシロアリは、6〜7月頃の夕方から夜に飛んでいます。 イエシロアリの羽アリの特徴 ・くびれがない ・羽は4枚、すべて同じ大きさ ・触覚がまっすぐ ・蟻道を作る アメリカカンザイシロアリは、6月〜9月頃の日中から夕方に飛んでいます。 アメリカカンザイシロアリの羽アリの特徴 ・頭部が赤褐色、胴体は黒 ・動きが敏速 ・少数で飛び立つ クロアリは、6月〜11月頃と比較的長い期間飛んでいます。 クロアリの羽アリの特徴 ・くびれがあり、2~3つに分かれている ・羽は4枚、前の2枚が大きく、後ろの2枚が小さい ・触角はくの字に曲がっている ・蟻道を作らない ちなみに、クロアリはハチの仲間で、シロアリとは別の種類に分類されます。 シロアリのように木材を食べることはなく、タンパク質や糖質を餌としますので、 シロアリをも捕食します。 シロアリにとってクロアリは天敵となるのです。 クロアリの羽アリが発生しても、家屋への被害はありませんが、玄関、トイレ、浴室、キッチンなど家の中から出てきた場合は要注意です。 なぜなら、そこにシロアリがいるからかもしれないからです。

羽アリを見つけた時の対応

羽アリを見つけたら、まずは、シロアリかクロアリかを見分け、どこから発生しているのかを突き止めること、もし、見分けがつかない場合はなんとか捕獲して瓶などに入れておき、シロアリ駆除専門業者さんに見てもらいましょう。

①羽アリを見つけた時の初期対応

シロアリ駆除は、素人では根絶させることが難しいため、どの種類のシロアリかが分かったら、まずは早急にシロアリ駆除業者に相談しましょう。 そのうえで、自分でできる対処としては今いる羽アリを掃除機で吸い取ってしまいます。 吸い取った後、掃除機のノズルから殺虫剤を噴射すれば、部屋に殺虫剤をまき散らすこともなく、掃除機の中の羽アリを退治することができます。 殺虫剤を直接羽アリに散布できる方はそれでも構いません。 その際に吸い込まないようマスクを装着したり、お子様やペットには気をつけましょう。 殺虫剤を散布したあとは、羽や死骸を掃除機で吸っておきましょう。 この初期対応はあくまでも、応急処置です。 掃除機で吸い取って退治したと思っていても、肝心の巣を壊滅させない限り、シロアリはまた発生します。

②発生場所を特定する

羽アリは、30分程度の間に数百匹もの大量発生をすることがあります。 掃除機で吸い取っていなくなったことで安心してはいけません。 また、群飛はだいたい2〜3日で終わるので、そこでも安心してしまいますが、シロアリの発生場所を特定することを忘れてはいけません。 羽アリがいるということは、すでに家屋のどこかに巣を形成し、被害は着々と進んでいると考えてください。

③穴をふさぐ

どこから羽アリが出てきているかが特定できたら、その場所をガムテープなどでふさぎます。 穴の中に殺虫剤などを噴射してしまうと、シロアリ駆除業者による駆除がしにくくなるため注意しましょう。

自分でできるシロアリの応急処置

家の中に見つけたシロアリが1〜2匹なのか、大量かにもよって対処法が変わります。 次の2つのうち、該当する項目をタップしてください。 まずは家の中で、少数のシロアリを発見したとき。 このようなときは慌てずに、冷静に1匹ずつ、小さな刺激を与えて対処しましょう。 シロアリは弱い生き物ですので、シャワーの水圧のような小さな刺激でも死んでしまいます。 広範囲に殺虫剤をかけるのではなく、次の方法のどれかで対応するのがおすすめです。 ・粘着テープを貼りつける ・掃除機で吸う ・熱湯をかける ・シャワーの水圧 シロアリを駆除したら、個体をそのまま捨ててしまわずに、個体を保管するか、写真におさめておきましょう。 シロアリの種類を特定するのに役立ちます。 シロアリは種類によって、特性や駆除方法が異なります。 シロアリの色や大きさを、あとから確認できるようにしておくとよいです。 個体を見つけた場所の周りに隙間があったか、糞が落ちていたかといった情報も、重要な証拠になります。 次に、大量のシロアリが床下から発生しているのを見つけた時の対処法です。 春先から夏の温かい時期には、シロアリが大量発生することがあります。 これは「結婚飛行」と呼ばれる現象で、生殖能力をもつシロアリが、別のコロニーを作るために外に飛び立つのです。 ここで重要なのは、羽アリが外に逃げないようにすることです。 個体を逃がしてしまうと、近所や別の部屋に飛んでいき、床下や壁の隙間に潜って巣を作ってしまいます。 そうならないために、一旦シロアリの発生元にポリ袋をかぶせて、テープなどで留めておきましょう。 羽アリが遠くへいって被害が広がることを防ぎます。

応急処置だけではシロアリ被害が解決しない?

応急処置をしただけでは、シロアリ被害の根本的な解決にはなりません。 人前に姿を見せるシロアリは全体のうちごくわずかで、その他大勢は地中深く、巣の中に潜んでいます。 あなたの家の床下1メートルほどの地中深くに、シロアリの巣ができている可能性が高いのです。 大元の巣を根絶するには、シロアリ専用の薬剤や毒エサを使って土壌処理をする必要があります。 巣までしっかりと根絶するには、専門の業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

家の中でシロアリを見つけた時の対処法をご紹介しました。 まずは落ち着いて、対処するのが一番です。 シロアリは種類によって、特性や駆除方法が異なります。 自分で間違った対応をすると、逆に被害を拡大させてしまう可能性もあります。 ですので、シロアリを見つけたら、落ち着いて業者を探し連絡することをおすすめします。 シロアリ駆除をお考えの方は、住まいるヒーローズにお任せください。 ご相談やお問合せもお気軽にお待ちしております。